アミノ酸の結合体がタンパク質なので、アミノ酸は発毛に欠かせない

アミノ酸の結合体がタンパク質なので、アミノ酸は発毛に欠かせない

抜け毛、薄毛に悩む人々にとって、発毛・育毛は永遠の課題です。

 

抜け毛や薄毛は遺伝的要因はもちろん、ストレスや生活習慣などによっても引き起こされます。

 

これまでに多くのメーカーから数え切れないほどの発毛促進剤、育毛剤が開発されてきましたが、抜け毛や薄毛に対する万能的な、確たる対処法はこれまでに開発されてきていないのが実情です。

 

発毛剤比較画像

 

毛を強くたくましく育てる、また発毛を促すためには、毛の”材料”となる成分を体に蓄えないことには始まりません。
では、発毛に必要な毛の”材料”とはなんでしょうか?

 

 

毛の主成分は、「ケラチン」と呼ばれるタンパク質の一種です。
ケラチンは毛の他にも爪や皮膚の上皮などの主たる成分であり、さらには爬虫類や鳥類の鱗やくちばしなど、動物のあらゆる細胞の骨格を構成するタンパク質です。

 

これらの組織において、その上皮にある細胞は硬質ケラチンと呼ばれる特殊な形態のケラチンによって満たされ細胞死を起こし、硬化します。

 

この硬質ケラチンは水を含む多くの溶媒に極めて溶けにくく、また生物では一般的であるタンパク質分解酵素の作用も受けにくいため、硬い細胞組織を形成する一助となっています。

 

動物では、毛の発毛におけるプロセスにおいて、このケラチンの生合成が必須となります。つまり、発毛を促進するためには、毛の主成分であるケラチンを作る材料の調達が求められていることは明らかです。

 

それでは、ケラチンを含む「タンパク質」とは一体なんでしょうか。
多くの方は学校の家庭科の授業で「お肉やお魚に含まれる栄養素」として習ったり、いわゆる「プロテイン」のことで筋肉などの体の組織を作るものと聞いたりしていると思います。

 

どちらも正解で、人間を含むすべての動物・植物の体はタンパク質を基本に作られています。

 

タンパク質は、体を形成する大きなものから、細胞の中で機能を果たす非常に小さなものまで多種多様です。

 

それらの全てのタンパク質を構成するのが、アミノ酸と呼ばれる主に炭素・水素・酸素・窒素で形成される低分子の化合物です。自然界では20種類のアミノ酸が生物のタンパク質を構成しています。

 

 

異なるアミノ酸が特定の配列で特定の数並ぶことにより、多種多様なタンパク質を作ることができます。
その配列は遺伝子であるDNA配列に設計図が書かれています。

 

遺伝子配列

 

つまり、動植物の全ての細胞の中で、DNA配列に従ってアミノ酸を並べ、各種タンパク質を合成しているのです。
ではタンパク質の部品となるアミノ酸はどこから入手するのでしょうか?

 

多くは、炭素・水素・酸素・窒素から成る簡単な構造のため、簡単に生体内で作ることができます。

 

しかし、一部のアミノ酸は人体では合成できず、他の生物を食べるなどして外界から補わなくてはいけないことがあります。
これらを、「必須アミノ酸」と呼び、近年では栄養学的な面で一般に知られる存在となっています。

 

話は戻りますが、毛の主成分であるケラチンもタンパク質の1種で、18種類のアミノ酸によって形成されています。
その中で最も多く含むのが「シスチン」です。

 

シスチンは、必須アミノ酸である「メチオニン」から生合成されます。
つまり、毛の原材料であるシスチンは体内で作り出すことはできず、外界から摂取する必要があるということです。

 

もちろんこのシスチンだけでなく、発毛に必要な全てのアミノ酸を補うためには、バランスの良い食生活が必要となります。

 

健康な毛の発毛のためには、その材料を食べ物から獲得した上で、頭皮環境などの改善や育毛成分の塗布などさらなる発毛促進が求められます。

 

体の基礎となる良質なタンパク質を無駄なく確実に合成することが、発毛のために何よりも大切なのです。

 

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